百五十年 手に継ぐ 秋田銘菓 / 菓子司つじや

つじやの商品案内

三杯もち

口に入れるとお餅の食感。
噛めば噛むほど小豆あん。

 お餅と羊羹の中間のような不思議な食感の『つじやの三杯もち』。赤あん、白あん、ごまあんの三種類の味があり、大正5年のつじや創業当時より、変わらぬ製法・味を守り続けています。地元でも多くの方に認知いただいている、秋田県大曲の特産品です。

お買い上げは「つじや楽天市場店」または各地の「つじや店舗」からどうぞ。

つじや楽天市場店
各地のつじや店舗一覧

三杯もちラインナップ

三杯もちは「赤あん、白あん、ごまあん」の3種類がございます。
また、ご贈答用、各種詰め合わせ、一口サイズなど様々なバリエーションもご用意しております。


【三杯もち:赤あん】


【三杯もち:白あん】


【三杯もち:ごまあん】

ご贈答用、各種詰め合わせ、一口サイズなど様々なバリエーションもご用意しております。
●詳しくは【商品一覧・詰め合わせ】をご覧ください。


【三杯もち:一口サイズ(赤あん)】
単品、4個入袋、8個入袋。
10個入、15個入、20個入の化粧箱。


【ご贈答用化粧箱セット(例)】【ご贈答用詰め合わせ(例)】
(とうふかまぼことの詰め合わせもございます)


【三杯もち:和三盆】(受注生産)
(詳細お問い合わせは「つじや中通本店」までお電話ください)

三杯もちの成り立ち

 大曲・仙北地方には昔から『みそ』『はな(花)みそ』と呼ばれ、食されてきた素朴で懐かしい郷土菓子があります。江戸時代・天保年間(1781~1788年)、大曲・仙北地域の凶作の際に、ワラビの根から採れるでん粉で作った『ネバナ餅』『ネバナみそ』(今のワラビ餅の原型)が起源といわれています。

 その後、農家で手に入るお米主体の原料で作られるようになり『みそ』『花みそ』という呼び名に変化したようです。味噌や砂糖醤油でみたらし風の味付けだったことも理由に挙げられます。

 また『みそ』とは、当地では餅と同義で使われていたようです。餅米をあんこや醤油で味付けしたものですが、市中では『さんばいみそ』と呼ばれるお菓子が売られていました。
 米粉、麦粉、白玉粉をそれぞれ茶わんで一杯ずつ、これに小豆あんを練り合わせることから『さんばいみそ』と呼ばれていたようです。計量器が普及していなかった当時ならではの名前です。

 大正5年に三代目・辻弥太郎がつじやを受け継いだ際に、大曲・仙北地方で食されてきた郷土菓子『みそ』『さんばいみそ』をベースとして、和菓子職人の技術を用い、小豆あんの美味しさを餅のような食感で味わう、つじや独自の『三杯もち』を創り出しました。

三杯もちの特徴

 銘菓ういろう、羊羹、ゆべし、すあまとも異なる、何とも言えないもちもちとした食感で味わう小豆あんの甘みは日本人の心の琴線にしみこみ、ほっと出来る風情と味わいを持っています。
 主原料や製法は当時のまま、合成添加物は一切加えずに、今でも一本一本職人の手こねで作り続けています。当地の他製品はもちの比率が高いのに対して、つじやの三杯もちは餡の比率が高いのが特徴です。よって餡の素性と美味しさそのものを味わえる品です。


さらし餡から練り上げた小豆餡ともち米、小麦粉などを秘伝の配合で練りあわせ、その過程で何度も蒸すことから独特の食感が生まれます。


仕上がった種は一日休ませてから最後に一本一本仕上げの練りを加え、形を整えます。包装して仕上げの蒸し上げで出来上がり。餡の仕込みから出来上がりまで手を加えたら休ませを繰り返し、原料から出来上がるまで4日間を要します。

保存方法・お召し上がり方

●保存方法
保存料・合成添加物は一切使用していません。高温多湿また低温の場所を避けて、常温で保存いただき、賞味期限内に出来るだけ早くお召し上がりください。


●お召し上がり方

お好みの厚さに輪切りしてお召し上がりください。原料の特性上、賞味期限内でも徐々に固くなります。固くなった場合は電子レンジで温めますと柔らかさが戻ります。
出来立ての三杯もちはとても柔らかく、フィルムから剥がしにくい場合があります。冷蔵庫で数時間冷やしていただくと適度に締まって食べやすくなります。

☆ちょっと美味しい食べ方
固くなった三杯もちを輪切りにしてオーブントースターやフライパンで表面に焦げ目が付く程度に焼いていただくと、表面カリカリ、中はトロトロで餡の香りが引き立ちます(中は高温になりますのでやけどにご注意を)。

◆原材料
【赤あん】小豆、米粉(秋田県産)、砂糖、小麦粉、くるみ/食塩
【白あん】白あん、米粉(秋田県産)、砂糖、小麦粉、くるみ/食塩
【ごまあん】白あん、米粉(秋田県産)、砂糖、小麦粉、ごま/食塩
【一口サイズ(赤あん)】小豆、米粉(秋田県産)、砂糖、小麦粉/食塩

◆賞味期限:製造日より2週間